アイデアと技術革新– tag –

優れたアイデアの対極にあるのは「くだらない考え」ではなく「何もしないこと」。すなわち『無』です。何事も心に持っているだけでは始まらないの喩え。 人は「やろう」と心に決めた事だけを、確実に成していく。

自暴自棄は緩慢な自殺。そして未来の自分に対する冒涜。粗末にするべきでないのは「命」ではなく、明日にも訪れるかもしれない潮目と可能性。 今生きることを頑張るより、未来のあなたにチャンスをあげることの方がもっと大事。 チャンスとは何か。それは...

【コラム】創意と知的財産について
【小説の抜粋】意匠の盗用と示談の強要
【リファレンスCAD】コンピューター支援設計について
主人公が建設会社に呼び出され示談を強要される場面を描いています。

【コラム】　アイデアはどこからやって来るのか 大友克洋の『AKIRA』より
【小説の抜粋】 アイデアの源流：『空想ごっこ』も真剣に考え抜いてこそ
【リファレンス】　もう始まっているからね

どれほど優れたアイデアも、曲がった意思が働けば歪な世界を作り出すし、アイデア自体は優れなくても、善き意思がそれを優れたものに育てることもある。専門家だから、その道の権威だから、必ずしも優れたアイデアを生み出すとは限らない。

アステリアの未来を占うペネロペ湾開発のアイデアコンペで下馬評通りメイヤーの海上都市『パラディオン』が一位に選出される。だがその公共性に懐疑的なヴァルターは質疑応答で異議を唱え、自身が考案する干拓型の海洋都市『リング』を対案としてぶつける。

壮麗な海上都市『パラディオン』の建設計画が進む中、公共性や耐久性に懐疑的なヴァルターは干拓型の海洋都市『リング』を対案として提示するが、いまひとつ一般人にアイデアが理解されてないと指摘され、大衆の支持を得るには「全ての人に分かりやすく」が鍵だと気付く。

【社会コラム】意見を伝えるにもスキルが必要
【小説の抜粋】海洋開発をめぐる因縁の対決　～冷静に、論理的に話す
【リファレンス】 未来のインフラ危機

アンビルト・アーキテクトの先鋭でもあるジュン・オキタ。奇妙な形をした建築物のCGに首をかしげるヴァルターに、オキタは「デザインとは精神の表れ」と、建設不可能なデザインにも理念はあることを示唆する。

あなたはいつか意思が固まってからと言う。でも、もし固まらなかったら？　ああでもない、こうでもないと思い倦ねるうちに、その機会を永久に逃してしまったら？　あなたがどれほど素晴らしいアイデアを持っていても、胸の中に抱えていては、存在しないのと同じことよ

【心のコラム】　拾いの神が捨てられた者を拾う時
【小説の抜粋】　稀少金属をめぐる企業の攻防
【リファレンス】特殊鋼メーカーと精錬・製錬
【社会コラム】　アイデアは資本に優先する / 本田宗一郎と愛される企業

円環の海洋都市『リング』という画期的なアイデアを持ちながら、恐れと不安から自身に自信が持てないヴァルターに、上司で未来の義父でもあるアルは新しい価値観を受け入れ、何事もとことん考えてみることが人生を変えると助言する。