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創作におけるリアリティとは何か

創作だからこそ、リアリティを大事にしたいと思う。

子供向けの読み物ならともかく、大人向けの創作物は騙しがきかないからだ。

読み手には、本職の大工もいれば、銀行業務の経験者もいる。

適当なことを書けば、どれほどキャラが魅力的でも、たちまち安っぽさが立ちこめる。

細部までリアルにこだわる必要はないけれど、大工の金槌が長さ1メートルもある、とか。

銀行家なのに、金融用語の一つも知らない、とか。(使っても、使い方が間違っている)

でたらめな文章は、作品の質も貶めるものだ。

もちろん、長さ1メートルの金槌があってもいい。

でも、その存在意義を読者に納得させるなら、1メートルでなければならない理由がいる。

それこそ、そこはフィクションで、「この金槌はオレが開発した。柄の長さが1メートルもあれば、わずかな力で釘を的確に打つことができる。これが大工の新兵器、なんとかハンマー!」とか面白おかしく解説すれば、ギャグとして成立するだろう。

そうでなければ、「よく調べもせず、でたらめを書いている」とすぐにバレるから、面倒でも、一つ一つ、丁寧に調べて書いた方がいい。

例えば、誰の作品にも階段が登場すると思うが、どんな形状の階段か、きっちり調べて書いているだろうか。

下記の記事にもあるように、一口に階段といっても、いろんな種類がある。

直階段、かね折れ階段、回り階段、踊り場つき階段、折り返し階段、回り階段、螺旋階段。

主人公が息を急き切らして駆け上がる階段は、直階段だろうか、それとも踊り場つき階段だろうか。

場面やキャラクターによっては、螺旋階段や回り階段の方が洒落ているケースもある。

さらに、木製、真鍮製、かび臭いコンクリート製、手摺りの色や材質に拘ることで、いっそう躍動感が増すこともある。

その中で、「慌てた主人公が螺旋階段に躓いた」といえばリアリティが増すし、ハイヒールの美しい女性が鉄製の階段を駆け上がれば、カンカンと足音がするだろう。

逆に、慌てた主人公が七階層もの螺旋階段を一気に駆け上がれば嘘っぽいし、スニーカーを履いているにもかかわらず、鉄製の階段で「コツコツ」と足音がするのはおかしい。

リアルに描写するなら、やはり、どんな階段か、具体的にイメージするのが大事だし、欲しい情報はネットでちょいと検索すれば、いくらでも手に入る。

そういう手間暇を惜しまないことが、物語に説得力を持たせ、また情報収集力のアップにも繋がるのではないだろうか。

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この作品を書いた人

石田朋子のアバター 石田朋子 サイト管理人

作家・文芸愛好家。80年代サブカルチャーの大ファン。1998年よりWEB運営。車とパソコンが大好きな水瓶座。普段はぼーっとしたお母さんです。東欧在住。

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