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宇宙開発と生物保護 ~どの生物を残し、どの生物を排除するか

あらすじ
ウェストフィリアで深海調査が進む中、海洋学者のノックス研究員が『宇宙人コード』について尋ねる。宇宙の開発地で土着生物が発見された場合、何を保護し、何を見殺しにするか、人間の究極のエゴともいうべき法律だ。潜水艇『しんかい』の実際のサンプリングの模様を画像で紹介。
目次

【科学コラム】 宇宙開発と生物保護

遠からず、地球外生命は見つかると思います。いわゆる火星人みたいなものではなく、最初は微少な生物でしょう。

研究が進み、超高温、超高圧、超低温、超強酸、等々、一般的な生物には過酷な環境でも生息する生物の存在が明らかになってきました。

もはや生物とは奇跡的に地球に誕生したものではなく、ミクロの生命も含めれば、全宇宙に普遍的に存在するものだと思います。

いずれ「生物」とか「生命」の定義も書き換わり、生物と非生物の間には、僅かな差違しかない……という認識に変わるかもしれません。

だからといって、いきなり、椅子や机が生物認定されるわけではありませんが、いずれ科学の定説を覆すような方向に行くだろうと思っています。AIに人権はあるのか、というレベルまできていますから。

そして、人類は本気で火星に有人基地を建設するだろうし、その次は衛星、その次は隣の恒星系、その次は……資本の風に乗って、どんどん外に飛び出して行くでしょう。
現実問題、いつか地球が失われるのは確かなのだし、人類が存続するには、外惑星への移住は必須。それが可能になる頃には、純粋な地球人、火星で微妙に変化した火星人、バルカン人だの、チューバッカだの、多種多様に分化しているかもしれません。

その過程で、地球外生命との遭遇した時、人類はどう対処するのでしょうか。

微生物といえど、その惑星固有のものです。何億年、何十億年とかけて、高等生物に進化する可能性を秘めています。

そこに人類が介入することは、歴史への干渉に他なりません。

その時、何を守り、何を犠牲にするのか、意識改革が求められそうです。

人類がこうした問題が遭遇するのは、23世紀か、25世紀かは分かりませんけども、その頃には、アーマロイドレディみたいなのと、外惑星の土着生物の保護やヴァーチャルアイドルの人権について討論してるかもしれないですね。

【小説】 人間の究極のエゴ どの生物を残し、どの生物を排除するか

いよいよウェストフィリア近海での深海調査が始まった。潜水艇プロテウスのコクピットで、調査に参加した研究員のノックスは、メテオラ海丘のカルデラ底で発見されたドーム型の熱水噴出孔についてヴァルターに意見を仰ぐ。
水中写真にはバクテリアマットとおぼしきものが映っていたが、もしウェストフィリアに生物がいるとしたら、探鉱をとりまく事情はまったく違ってくる……。

関連のあるエピソード → 深海に眠る海底鉱物資源を探せ 海洋調査のオファーと資源探査の社会的意義

このパートは『第四章・ウェストフィリア(深海調査)』の抜粋です。作品詳細はこちら

程なくプロテウスの船体が揺れ、甲板後部から海上に大きく振り出されるのを感じた。

ノックスはまるで鉄の篭に閉じ込められたように身を固くし、操縦席のユーリも不安げに正面の覗き窓に顔を近づける。

「おい、外に気を取られずに、ソナーや水中データ伝送システムの動作を確認しろよ」

ヴァルターが声をかけると、ユーリははっと操作盤に向き直り、手元のメモを見ながら、計器類の確認を始めた。

やがて、プロテウスの上部に乗り移ったスイマーが突起金物から主索を外し、潜水艇が完全に切り離されると、「潜航」の指令を受けて、プロテウスはベント弁を全開し、あっという間に水中に没した。空が消え、水中に差し込む僅かな日の光さえも届かなくなると、たちまち宇宙の果てのような静寂と暗闇が彼らを押し包む。ユーリは操縦席で既に固まった肩と首筋をほぐし、ノックスは膝の上でモバイルPCを広げ、調査ポイントの確認を始めた。

今から三十六年前、一六五年五月二十四日から六月四日にかけて、『ローガン・フィールズ社』はトリヴィア政府のマッピング・プログラムに基づいて、ウェストフィリア東部沖の広域調査を行った。

その過程で、海洋調査船コンチネンタル号は、マーテル海岸沖の約一〇〇〇平方キロメートルに渡って音響測深による調査を行い、平均水深三〇〇〇メートルの海底に点在する奇妙な海山群に注目した。

その中の一つがメテオラ海丘だ。

マーテル海岸沖は、南北に延びるウェストフィリア海底山脈、それに連なるマーテル山脈と、東西に走る北冠状造山帯がト型に接するパワフルなポイントだ。その交点には標高四三〇〇メートルのマグナマテル火山がそびえ立ち、この地のエネルギーが凝集したような活発な火山活動を続けている。

メテオラ海丘は北冠状造山帯の最西端、マグナマテル火山から三三三キロメートル離れた沖合に位置し、粘土を左右に引き延ばしたような歪な形状をしている。頂上には巨大なU字型のカルデラを有し、海丘全体の大きさは東西二六キロメートル×南北八キロメートルに及ぶ。

そして、六月一日、コンチネンタル号は熱水活動の兆候が見られる北側カルデラ壁や中央火口丘の周辺に有索無人探査機「ROV-ONE」を降下し、ビデオ撮影や堆積物のサンプリングを行った。

その過程で発見されたのが『ドーム』だ。

ドームは北側カルデラ壁の直下、カルデラ底から一〇メートルほど上がったところに形成され、直径一メートルほどの開口部と、その両側、そして下部にも小さな孔を有している。

だが、時間的な理由から精査は行われず コンチネンタル号はいったんローレンシア島の停泊地に引き返した。一ヶ月後、同じポイントにROV-ONEを降下した時には、ドームも開口部も跡形もなくなっていた。

それが今頃になって再調査の対象にされたのは、「付近の沈殿物や海水から高濃度のニムロディウムが検出されたから」。三十六年間もデータが非公開にされた理由は、「国家的資源戦略にかかわる情報だから」。

胡散臭いと思いながらも、カルデラ壁の斜面に形成されたドーム状の盛り上がりと、孔の奥深くから勢いよく湧き出す冷水、その内側に繁殖したバクテリアマットらしきものには興味がある。

海水のニムロディウムが何所からどのように供給され、どんな過程を経て海台クラストを形成するのか。そもそも、ニムロディウムがなぜステラマリスに存在せず、みなみのうお座星域でしか発見されないのか。ネンブロットのニムロデ鉱山にだけ集中的に高品位の鉱石が賦存するのか。確かな事は何一つ解明されていない。海台クラストの採鉱を受けて、ようやく政府や学術団体や資源エネルギー産業が重い腰を上げ、解明に取り組み始めたところだ。精査が進めば、いずれ世界があっと驚くような惑星の姿に出会えるだろう。

その最前線で海洋調査に立ち会えるのは、やはりパイロットとして気持ちが高揚する。

プロテウスは順調に潜航を続け、水深は既に一五〇〇メートルを超えている。目標の水深は約二五〇〇メートルだから、午前十時前にはカルデラ底に到着し、五時間は深海調査に充てることができるだろう。

しかしながら、メテオラ海丘のカルデラ底の大きさは三キロメートル×七キロメートル。単純計算すれば、四万人が収容可能なサッカースタジアム五〇〇個分に相当する。また、「北側カルデラ壁の直下」といっても北側壁の長さは一辺七キロにも及び、高さも三〇〇メートル近い。真っ暗闇の中、僅かな光源とデータを頼りに直径一メートルほどのドームの痕跡を探し当てるなど至難の業だ。火口に置き忘れたジャケットを、真夜中に懐中電灯一本で探しに行くようなものである。これが海洋学者なら、ステラマリスと異なる海底地質のサンプルを持ち帰るだけで手を叩いて喜んでくれるだろうが、開発公社はそんな感じではない。まったく砂漠の砂でも噛んでろ、だ。

彼が苦々しい思いで自身のタブレット端末で四枚の写真を改めて眺めていると、

「君はあのドームをどう思う? 地底から水が湧き出して、バクテリアの巣になっているようだが」
とノックスが聞いた。

「あれと似たような熱水噴出孔や冷水湧出帯はステラマリスでもよく目にしました。でも、あれほど毛足の長いものは初めてです」

「確かにな。まるでイソギンチャクかミミズの巣みたいだ。アステリアは今まで一度も宇宙開発法に触れなかったのかい? 俗に言う『宇宙人コード』だ」

ノックスは宇宙開発法で厳しく定められている『土着生物保護法』のことを口にした。

今ではステラマリス以外の惑星や衛星でナノスケールの原始生物が見つかることは珍しくない。だからといって、ナノスケールの生命を発見する度に工事をストップしていたら、数兆とも数十兆とも言われる開発費が宙に浮く。ゆえに曖昧な線引きで「保護すべき生物」とそうでない生物種に区分けしている。「保護すべき生物」に指定されたものはラボラトリで厳重に保管され、場合によっては、開発予定区一帯が立ち入り禁止になることもある。

一方、無視された種はブルドーザーの下敷きだ。それが数十億年かけて独自の進化を遂げる可能性があったとしても、産業活動が優先される。ある意味、「人類の究極のエゴイズム」と言ってもいい。何をもって生命とし、何をもって保護の対象とするか、いまだに万人が納得するような論拠はない。その時々の権威者が科学的判断を下し、その解釈も開発業者の意向で大きく変わる。そして、一方的に線引きされた生命は宇宙の片隅で淘汰され、二度と再び本来の姿に戻ることはない。

「もし、アステリアの熱水噴出孔にも生物圏が見つかったらどうする?」

ノックスがシニカルに笑った。

「宇宙人コードで全ての産業活動に待ったがかかるな。開発者にとって恐怖の瞬間だ」

科学の発達に伴い、それまで生命の存続は絶対不可能と考えられてきた、超高温、超高圧、高酸性などの過酷な環境でも生育する細菌や単細胞生物――いわゆる「極限環境微生物」は数多く発見されてきた。深海でも、水深一万メートルの超高圧の海底や、摂氏数百度の熱水噴出孔といった、想像を絶するような環境で、チューブワームや目のないエビなどユニークな生物が独自の進化を遂げている。そして、アステリアの本格的な海洋調査はまだ始まったばかりだ。全海域をくまなく探せば、微生物とは異なる、大型の土着生物に出会うこともあるだろう。その時、開発公社や政府はどのような態度に出るのか。「自然と科学を愛する人にはウェストフィリアも真の姿を見せてくれる」というダナ・マクダエルの言葉が思い出される。

やがて深度計が水深一〇〇〇メートルを超えると、ヘッドセットを通して後部指揮室のフーリエから呼びかけがあった。

「中の様子はどうだ?」

「みな大丈夫だ。落ち着いてるよ。もう十数分で海底面に到達する。現在位置を確認してくれ」

「北緯55。88、東経164。30、距離にして、東に五〇メートル、南に三〇メートルほどターゲットから離れているが、十分、アプローチできるだろう。外の様子はどうだ? ビデオの映像では割と均等に底面が広がっているみたいだが」

彼は目一杯、耐圧殻の壁に身体を寄せると、小さな覗き窓の向こうに目を懲らした。

「予想してたより、ずっと平坦な印象だ。一面に直径数センチから十数センチの小さな礫岩が転がり、その上に細かな堆積物がまんべんなく積もって、全体に白っぽく見える。今のところ、亀裂や窪み、マウンドのような地形の変化は見られない。水温も摂氏二・一度で一定している」

「こっちのモニターでも見てるよ。もう少し船首を左に向けた方がいい。うっかりすると目標の横を通り過ぎるぞ」

操縦席のユーリは現在位置を示す小さなパネルを覗きながら、あたふたとコンソールを動かし、「もう少し、って、どれぐらいですか? 五度ですか、十度ですか?」と神経質に繰り返す。

「そこまで厳密に調整しなくても、二十メートル内の誤差でアプローチできれば上出来だ。どのみちターゲット周辺の観察は必須だし、何かが見つかれば、そちらを優先することになる。そういう臨機応変さが有人調査の醍醐味だ。実際その場に潜れば、海底の様相が必ずしも理屈通りではないことも分かってくる。ターゲットに直進するだけが目的じゃない」

「その通りだね」

ノックスが相槌を打った。

「僕も実際に潜るのは初めてだが、船上のオペレーションルームでモニター越しに見るのと全く違う。何が一番異なるかといえば、質感だ。こうして窓の外を見ているだけでも、底面に転がっている岩の重みや堆積物の厚さが目に迫ってくる。三次元シアターで海中散歩を疑似体験するのと、自分で実際に珊瑚礁にダイビングするのと、全く異なるようにね」

ノックスは上体をひねり、さらに顔を覗き窓に寄せた。

「それにしても、えらく白いな。深海だから、そう見えるだけなのか?」

「その通り、白いです。ローレンシア海域もそうですが、白色の堆積物が非常に多い印象を受けます」

彼はアステリアに来た頃、初めてティターン海台の調査のビデオアーカイブを見た時の印象を思い出しながら答えた。

「でも、白っぽいのは、この辺りだけみたいですね。あとは砂混じりの茶色い泥に一面覆われている。前方にはかなりの礫岩が見られます。カルデラ壁から崩落したのかもしれません。そろそろターゲットの真上だが、孔や亀裂のようなものはまったく見当たらない――」

ユーリもパイロットらしく観察する。

「三十六年前の現象だ。完全に同じ物が今も存在するとは思えない。だが、この近辺で熱水噴出が確認されているということは、現在も穏やかに活動中なのだろう。ある程度、集中的に見たら、他に目を向けてみよう。一ヶ月で跡形もなく消えたなら、その原因が何処かにあるかもしれん」

ノックスの指示に従い、ヴァルターはユーリに二、三、指示を出すと、『ドーム』が撮影された辺りをもう一度巡回し、覗き窓から身を乗り出すようにして似たような開口部や変色域、熱水のゆらぎなど、特異な現象がないか目視した。

だが、やはりドームは見つからず、茶色い泥の堆積した海底面が延々と続いている。

そうして目標ポイントであるカルデラ直下まで来ると、泥の堆積物が次第に減少し、黒っぽい岩盤が斜めに露出し始めた。三十六年前の調査では「カルデラ底から一〇メートルほど上がったところ」という話だが、あの写真に写っていた黒い岩盤はそのまま残っているのだろう。陸上の温泉や間欠泉のように、岩盤の一部が何らかの力によって開口し、内側から熱水が噴き出すようになっても不思議はない。だが、白いもろもろや、孔の周囲の白い変色が何であるかは、実際にサンプルを採取してみなければ解明のしようがない。また、噴き出す熱水の温度も成分も写真だけでは推測のしようがなく、なぜ、その時点で僅かでもサンプル採取や温度計測などをしなかったのか、理解に苦しむ。

さらにハイビジョンカメラや音響カメラを通して周囲を観察すると、辺りには数センチから数十センチの礫岩が大量に転がり、写真が撮影された状況とはまったく異なっている。一〇メートル進み、二〇メートル進み、折り返して、もう少し上の辺りも観察するが、やはり辺り一面、砕石場みたいに黒い礫岩で埋まっている。

「これではドームなど見つけようがない」

ノックスが溜め息まじりに言った。

「一ヶ月で消失した、というより、埋まったんだろう。三十六年の歳月の間に何度も何度もカルデラ壁の崩落を繰り返して、今の状態になった。だが、それなら三十六年前の二度目の調査で外観の変化に気付くはずだ。本当に同じポイントに無人機を降下したのか、それとも『消失』と『埋まる』の違いが分からなかったのか。何にせよ、杜撰(ずさん)だな。サンプリングも計測も行わず、目視だけで終わるとは。あるいは多くのデータを取得しながら、企業機密を理由に秘匿してきたのか。なんにせよ、何が狙いか、さっぱり分からない。これではまるで『あの火災現場がどうなったか、見てきてちょうだい』レベルの話じゃないか。たったそれだけの為にプロテウスで潜航を? 開発公社も随分羽振りがいい」

彼も同感だ。指示しているファーラーも、指示のままに動いている開発公社の関係者も、実際のところ、この場所を再調査する意義すら理解してないのではないか。レイモンかオリアナに、あたかもここが宝の山であるかのように吹き込まれ、安易に判断したか。あるいは『ドーム』の写真さえ釣りで、真の目的は別のところにあるのか。

なんにせよ、浅薄は否めない。

おまけに、潜航直前になって中継がどうこうと言い出す傲慢さに辟易しながら、今この会話を耳にしているであろうロバート・ファーラーに向けて彼は呟いた。

「無意味な海洋調査に船一隻を投じることがいかに馬鹿馬鹿しいか、身に染みただけでも潜航した甲斐があったのではないですか。海の底から金塊を掘り出したければ、どこかの社長みたいに、せめて海洋学の基礎は勉強しないと」

「まったくその通りですね」

【リファレンス】 海底でのサンプリング

JAMSTECの『しんかい6500』の正面。

しんかい6500 耐圧殻 正面

マニピュレーターも大人の掌ぐらいありますよね。

しんかい6500 マニピュレーター

サンプリングの実際。
画像は『JAMSTEC 深海画像・映像アーカイブス』より。

こちらはチムニーの採取。ぼろっと崩れそうなのを、根元からしっかり掴んで、基礎岩から剥がします。

沖縄トラフ 伊是名海穴(HAKUREI site) 潜航日 (UTC): 2011/08/19
しんかい チムニーのサンプリング
http://www.godac.jamstec.go.jp/jedi/static_player/j/HPD1311HDDB10_00472200

本作で参考にさせて頂いたバブルの採取。

南西諸島 第4与那国海丘 潜航日 (LST): 2001/05/21
サンプリング
http://www.godac.jamstec.go.jp/jedi/static_player/j/2K1271SHDB60_00011200

こちらはホワイトスモーカーのサンプリング。

マヌス海盆 デスモス 潜航日 (LST): 1998/11/04
しんかい サンプリング
http://www.godac.jamstec.go.jp/jedi/static_player/j/2K1064CCDSV20_00285100

海底のバクテリアマット。
白いもろもろの中に、地下から熱水(冷水?)のようなものが湧き出す様が見えます。
海底に広がる白色や黄色のバクテリアマットは、その周辺に養分となるメタンや硫化水素が存在する目印となります。

鹿児島湾 若尊火口 潜航日 (LST): 2008/08/14
潜水艇 しんかい サンプリング
http://www.godac.jamstec.go.jp/jedi/static_player/j/HPD0893HDDB30_01533700

バクテリアが多量に繁殖してマット(厚い敷物)のような状態になること。特定の環境下でバクテリアが繁殖して生じる。

2011年8月に独立行政法人海洋研究開発機構が発表した、有人潜水調査船「しんかい6500」による潜航調査の結果では、三陸海岸東方の日本海溝の海域で、東日本大震災によって生じたと見られる海底の亀裂、断層から噴出すメタンや硫化水素などによって繁殖したと見られる分厚いバクテリアマット、地震発生前には棲息が確認できなかった高密度に棲息するウシナマコ類、などが確認された。

新語時事用語辞典より

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